1期と2期に分けて治療するのが一般的です。
1期治療のみで治療が終了する場合もあります。
①1期治療
こちらを主に小児矯正といいます。 矯正装置は簡単に取り外しのできるものが主となります。乳歯や、乳歯と永久歯が混ざっているあごの成長中に行います。(6才~12才頃、受け口は3才〜)目的は歯の土台であるあごや骨を整えることで、将来的に歯並びが悪くなりそうな場合に予防したり、将来行うかもしれない2期治療(通常の矯正治療)を行いやすくしたり、抜歯の可能性を低くできます。例えばあごが小さいお子様の場合には、将来大切な歯を抜くのではなく、小さいあごを少しずつ広げて歯を並べるスペースを作るのです。症状によって1期治療のみで治療が終了する場合もあります。
装置は簡単に取り外しできますが、食べる時と歯を磨く時以外はお口の中に装着します。装置に組み込まれたネジで装置が広げ、あごを広げたり、歯を動かす仕組みです。
②2期治療
こちらはいわゆる一般的な成人の矯正治療です。乳歯から永久歯に生え変わった後は、あごや骨でなく個々の歯をきれいに並べる治療になります。装置の種類は、「矯正装置の種類」を参考にして下さい。取り外しができる装置や、透明色の装置や、歯の裏側につける装置など目立ちにくいものもあります。矯正装置が目立つことに抵抗があるお子様もいらっしゃいますので、ご相談して装置を選択していただくのが良いと思います。